畜産部
業務について
黒毛和種、交雑種、ホルスタイン種の3種類の肉用牛を育てる仕事です。牛の成長段階に合わせて部門が分けられており、家畜市場から購入した牛に対して、月齢に合わせた日々のエサやり、牛舎への移動、出荷作業。その他、体調観察や清掃・消毒などを行いながら、ぶれることのない「なかやま牛」としての味や品質を維持します。
- 哺育部門
- 生後1カ月～3カ月程の時期の牛の飼育を担当する部門です。家畜市場より購入した仔牛は個別飼育から始まり、成長に合わせて多頭飼育へ移行します。体調を崩しやすい仔牛を注意深く観察しながら、ミルクや離乳食を与え、成長に欠かせない胃の発達を促進させます。
- 育成部門
- 生後4カ月～7カ月程の時期の牛の飼育を担当する部門です。また、哺育部門から移動してくる牛、肥育部門へ移動させる牛の両方の調整も行う部門です。牛の成長に必要なビタミンやたんぱく質、良質な牧草を十分与えて、基本となる骨格・筋肉、丈夫な胃袋を作ります。
- 肥育部門
- 生後7カ月から出荷までの牛の飼育を担当する部門です。飼育期間が一番長く、牛の種類によって出荷時期は異なりますが、生後22～28ヶ月程までの期間を担当します。他部門と同様に十分な飼育スペースを取り、出来るだけストレスのない環境で牛を大切に育てます。
- 繁殖部門
- 種付けから出産までの期間の牛を担当する部門です。なかやま牧場は牛の育成を中心としているため、農場の牛のほとんどは家畜市場から購入しており、今後は黒毛和種の場内産を増やすことで、相場に影響されない導入コストの安定を目指します。
